北山村の日常

ゆずでもない、スダチでもない、「じゃばら」って?

こんばんは。じゃばら村の西浦です。

突然ですが、じゃばらの認知度ってどのくらいあるのでしょうか?

イベントの出店等でお客様とお話をさせていただくと「なんか聞いたことあるかも」や「初めて知りました」というお声もよくお聞きします。

気になったのでGoogleトレンドを使って調べてみました。
※Googleトレンドとは、Google社が提供しているキーワードの検索回数の推移が分かるツールのことです。

んー
なぜか2019年3月だけグラフがビヨーンと伸びていますね。

自分の入社前の出来事だったので調べてみると「名医のTHE太鼓判!」に花粉症対策として北山村のじゃばらが取り上げられたことがあったようです!

TVの力ってすごい…


次に比較機能もあったので柚子と比べてみました。

凄い差がありますね、、
他の柑橘、へべす・カボス・すだちも含めて比べてみます。

なるほど。伸びしろしかないですね。
これで認知度が図れるのかどうか分かりませんが、なんとなくじゃばらの立ち位置が分かった気がします。

そこで今回、皆様にもっとじゃばらを知っていいただくために「じゃばら」ってなんぞや的な基礎の基礎をご紹介したいと思います。

じゃばらって

『じゃばら」は昔から北山村に自生していた自然雑種で、古来より北山村でしか栽培されていなかったため「幻の果実」とも呼ばれていました。

ゆずやレモンのような「香酸柑橘」で、独特の風味がある大変珍しい柑橘です。
北山村のじゃばらは果汁が豊富で種もほとんどなく、糖度も意外と高いので、とってもまろやかな味わい。

≪じゃばら果汁の詳細はこちら≫

鍋物や焼き魚などお料理へのアクセントの他、アロマテラピーとして香りを楽しむなど、その守備範囲の広さで村の発展に大いに貢献している「奇跡の果実」です。


じゃばらの名の由来
じゃばらの名前は「邪気を払う」ほどに酸っぱいことから名付けられたのだとか。

なるほど、一皮むけばググッと酸っぱい匂いがあたりに広がり、すっかり邪気も逃げそうです。

さらに冬至にゆず湯が行われるようにじゃばら湯なんかも各地の銭湯や温泉で行われています。最近ではサウナのアロマロウリュウとして使われることも。

じゃばらの歴史

昔から和歌山県の小さな山村「北山村」には、ゆずでもない、スダチでもない、へんなみかんが自生していました。

それは、鬼も逃げ出す酸っぱさからか、邪気を払う『じゃばら』と呼ばれており、北山村では昔から天然食酢として珍重され、正月料理に欠かせない縁起物として食されていました。

ある村人が、たった1本だけになってしまった「じゃばら」を村の特産にできないかと働きかけ、本格的に栽培が始まりました。

後にじゃばらは、この地方に江戸時代から分布していたゆずと九年母(くねんぼ)、紀州みかんなどの自然交配種で、世界にもここにしか自生していない珍しい「香酸柑橘」だとわかったのです。

現在ではインターネット通販への進出や、マスコミなどでも頻繁に取り上げられ、北山村を支える基幹産業までに成長しました。

じゃばらの成分

じゃばらは、ビタミンAとCの他に、カロチンなどが含まれています。そして、赤ワインなどで知名度が上がったフラボノイド(ビタミンP群)の中で、ナリルチンという成分が豊富に含まれています。

実はこの成分、果汁と皮を比較すると、皮にはなんと6倍以上も入っていることから、皮まで使った商品も作っているのです。

ナリルチン豊富なじゃばら果皮をスライスした 無添加パウダー
≪じゃばらパウダーの詳細はこちら≫

ナリルチンとクエン酸豊富なじゃばら果汁、じゃばら果皮粉末、橙果汁、 そして贅沢にはちみつを約半分も入れてできた濃厚な希釈タイプのドリンク。
≪はちみつじゃばらの詳細はこちら≫

いかがでしたでしょうか。
じゃばらのことを知っていただけましたか?

かくいう私も村の出身ではなく周辺地域の出身で、じゃばらって聞いたことあるなぁくらいの感覚でしたがじゃばらの歴史や魅力を知っていくうちにじゃばらのオンリーワンな感じが好きになりました。

隙あらば友達や知り合いにもじゃばらってね…と紹介したりしています。

そしてじゃばらのストーリーはまだまだ奥が深く、次回はもっと掘り下げた内容でご紹介させていただきたいと思います。

じゃばら

へんなみかんが
1本
だけありました。
その名は「じゃばら」。

和歌山県の小さな山村「北山村」に、柚子でもない、スダチでもない、とんでもない、へんなみかんが1本だけありました。その名は「じゃばら」。鬼も逃げ出す酸っぱさからか、はたまた松のような不思議な香りがするからか、それは定かではありませんが「邪気を払う」、そんな意味でこう呼ばれていました。たった1本の木から、過疎化の救世主として大事に、大事に育てられ、今ではその数なんと7,000本!じゃばらは、さまざまな加工品となり、山奥の村から皆様のもとへお届けさせていただいています。